季刊[はちのへ中心蔵ウェル]

食育エッセイ

  • 2020.08.01

食育エッセイ42「食から元気なからだと豊かな心を」

 母は7人兄弟、父は3人兄弟でしたので、幼い頃から夏休みにはそれぞれが住む土地へよく遊びに行ったものです。 父の運転する車で出かけたり、電車に揺られて遠出をしたりと、子どもにとってはそれだけでも嬉しいのに、その先々で口にした食べ物が鮮明なのは、おそらく自分の家ではあまりお目にかからない食卓だったからだと思います。  七戸の伯母の家は商店街の真ん中にあったので、田んぼの真ん中に住んでいた私たち姉妹に […]

  • 2020.05.08

食育エッセイ41「食から元気なからだと豊かな心を」

「荷物届いたよ!ありがとう。」と妹からのメール。老いた両親にとっては、いくつになっても娘は娘。月に一度は八戸名産缶詰やお米、風邪薬を詰め込んでせっせと送り続けている父と母。その妹への荷物の中身で、秋から春にかけて欠かすことのできないものはりんご。妹の元気の素は、なんといってもりんごらしい。  確かにりんごは「一日一個のりんごは医者いらず」の言葉通り、効果効能ばっちりの果物であることは間違いありませ […]

  • 2020.02.10

食育エッセイ40「食から元気なからだと豊かな心を」

園内研修の時間、「キッチン」という言葉を何度か耳にしたので「え~、台所じゃないの?」と口をはさむと、「ジュンコ先生!今の時代、子どもたちはキッチンっていうんですよ。そして居間じゃなくってリビング!おままごとあそびで『リビングはここね。』なんて聞こえてくるんです。」という先生たち。へぇ~、キッチンか…。 台所といってすぐに思い浮かぶのは、私の場合はなぜか「ねずみ」…。こんなこと思い出すのは私だけかな […]

  • 2019.11.10

食育エッセイ39「食から元気なからだと豊かな心を」

 「ジュンコ先生~、おでん作ったので一口どうぞ!」  「ジュンコ先生!いい山椒が手に入ったので、山椒ご飯を炊いたんですけど、おすそわけでぇ~す。」  「お口に合うかどうか、マヨネーズ、これは身体にいいから食べてみてくださいね。」  「産みたて卵を食べると元気になりますからお母さんへ。」  「先生が好きなばっけみそ、おまけしておくね!」  「山に行ってきたタラの芽とコゴミ、ここ置いてくね。」  本当 […]

  • 2019.07.10

食育エッセイ38「食から元気なからだと豊かな心を」

あっ、聞こえた! 今年も聞こえた!「♪カッコー♪カッコー」早朝の園庭から美しく聞こえてきた郭公の声。静かな園庭の木々に、音符が踊るように美しく響き渡るその声に、しばし聞きほれてしまったジュンコ先生。 田向という地名のとおり、春には蝶が、夏にはカエルが、秋にはコオロギやバッタ、トンボが飛び回り、戸外へ出ると子どもたちが歓声をあげて自然の恩恵と戯れる時間が、当たり前のようにあった時代は過去のことに。い […]

  • 2019.05.10

食育エッセイ37「食から元気なからだと豊かな心を」

時代が昭和、平成と過ぎ行き、いよいよ新たな時代へ。皆さんがこのウエルをお読みになっている頃には新しい年号が示され、過ぎ去ってゆく時代に思いを馳せながらも、期待を感じる春になっているのだと。 その中で昭和から平成という時代を築き上げてきたヒーローたちも、様々な形で終止符を打つ場面を目にしてきました。そんなことを考えていた時に偶然目にしたイチロー選手の引退の場面は、熱狂的なファンではない私も、日本人と […]

  • 2019.02.10

食育エッセイ36「食から元気なからだと豊かな心を」

京都帰りの知人から手渡された小さなお土産袋。お目にかかるたびに、その土地の美味しいものをお土産にいただいているので、今回は何かな~とワクワクしながら箱を開けると、うわぁ~新商品!老舗のお菓子屋さんが開発した、新しい可愛い生菓子が入っていました。今、最も注目していたお菓子に飛び上がって喜んだジュンコ先生。 お土産を開ける時の気持ちは、大人になった今も幼い時もそう変わりはないなと思いながら、懐かしい思 […]