季刊[はちのへ中心蔵ウェル]

オトナのたしなみ塾「手紙のマナー(表書き編)」

オトナのたしなみ塾 手紙のマナー( 表書き編)

皆様、おうち時間が増えて、いかがお過ごしでしょうか? この機会に趣味を再開された方、学びの時間を作った方など、新たな生活スタイルを構築されている方も多いのではないかと思います。
私自身も、朝活に参加するようになり起床5時が普通になり夜型から朝型になりました。また、ほぼ毎日オンラインで打合せや研修を行っております。1年前には想像つかなかったことですね。

さて、コロナ禍で人との対面が減った分、手紙やはがきのやりとりをする方が増えているようです。趣味の絵手紙を書く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回は表書きのおさらいをしたいと思います。

【基本的な書き方】

〈宛先〉
・ 郵便番号の右端を目安にその下から書き始め、住所を番地まで一行にまとめる。
・ ビル名などがあり二行になる時は、二行目を下げて書く。階数は「〇F」より「〇階」にする。
・ 基本的に、縦書きは一、二のように漢数字、横書きは1、2のように算用数字で書く。
〈宛名〉
・ 封筒やはがきの中央に、住所より一字分ほど下げて一回り大きめに書く。
〈敬称〉
・ 個人宛は「様」、企業・団体宛は「御中」

【切手】

切手は所定の位置、基本的には「縦長にしたときに左上」になる位置に貼ります。枚数は3枚程度にとどめます。寄せ集めて貼ったと思われないよう配慮しましょう。慶弔切手や季節の切手もあるので状況により使い分けることも素敵な気遣いですね。


ワンポイントアドバイス

● 目上の方や改まった場合は、縦書きにする。
● 毛筆で書く場合、薄墨は弔事を表すので注意する。
● 裏書きは、表書きに合わせる。縦書きの場合は縦書き、横書きの場合は横書きにする。

いかがでしたか。今夏は、時候の挨拶を温もりある手書きでしてみてはいかがでしょうか。この度もお読みくださりありがとうございます。