季刊[はちのへ中心蔵ウェル]

YOKOGAO拝見! [ well vol.87]

ナチュラルカフェガーデン

グルテンフリーのパンケーキや、自家製ドレッシングなど、ヘルシーでおしゃれなメニューが人気の「ナチュラルカフェガーデン」。今回はオーナー、佐藤夏紀さんの登場です。

佐藤さんは、20代で飲食店の店舗経営を培い、出産を機にCtoCECによる小売業を営み、その後ベンチャー企業勤務にてビジネスマナーやマーケティングの知識を養い、2006年に現在のカフェをオープン。開店に向け、野菜ソムリエ、アスリートフードマイスター、アンチエイジングプランナーなどの資格を次々と取得。さらに東京のカフェを何軒も巡り、マーケティングリサーチを徹底したというからスゴイ!こうして“ヘルシー”をコンセプトにしたカフェが誕生。

「人の身体は食べた物だけで作られています。実際に野菜は病気を予防し、身体の調子を整えてくれます」と佐藤さん。カフェには八戸市内で活躍するアスリートの客も多く、最近では資格を生かしスポーツチームへの食に関する講師や現役アスリートへの食のアドバイスなど活躍の場も広がっているそうです。

そんな佐藤さんは二人の息子さんを育てるシングルマザー。「アイスホッケーの送迎で朝は4時起き、帰宅は21時過ぎです(笑)。でも仕事と育児を両立させ、しっかり息子達に寄り添っていきたい」。また「働く女性の一人として同じ立場の方に希望を与え、さらに食を通じて社会貢献できれば嬉しい」と言います。

今年オープン4年目。仕事に子育てに常に全力で取り組む姿がステキな佐藤さんでした。


旬菜 一颯

「自分で店を持つなら天ぷら専門店と修行時代から決めていました」と話すのは昨年6月、八戸市十八日町に「旬菜一颯(いぶき)」をオープンした鈴木健之さん。

福島県郡山市出身。実家は居酒屋食堂を経営しており、自ずと料理人を目指し18歳で上京。天ぷら店やホテルで料理の修行を積み、33歳の時、奥様の出身地・八戸へ移住。「市内料理店に勤務し、そこで八戸の食の地域性や地元食材の魅力に触れ、貴重な経験を積ませてもらいました。おかげでさらに料理の幅が広がったと思います」と鈴木さん。

そして念願の天ぷら専門店オープンから約1年、看板メニューのカウンターで味わう揚げたて天ぷらをはじめ、旬のコース料理、ランチと、幅広い年齢層に人気を集め始めています。

「多くの方にやっと店を知ってもらい、軌道に乗りはじめた矢先に、今回の新型コロナウイルスの影響は残念でしょうがない。一日も早い収束を願い、お客様にまた一颯の味を楽しんでもらえる日がきてほしい」と鈴木さん。

現在は、お店の営業に加え、各種お弁当や天丼などのテイクアウトサービスも開始した。「今後もさらに充実させていきたい」とのことなので、様々な形で鈴木さんの料理を楽しんでみてください。

なかなか外出も厳しいご時世ではありますが、たまには美味しいごはんで笑顔になりましょうね。