季刊[はちのへ中心蔵ウェル]

オトナのたしなみ塾「コロナ禍に大事にしたい食事のマナー」

オトナのたしなみ塾 コロナ禍に大事にしたい食事のマナー

皆様、コロナ禍の中、いかがお過ごしでしょうか?
 新型コロナウイルスの影響で、マナーや
エチケットが様変わりしました。マスク
着用もその一つですよね。しかし、形は変わっても基本は、「相手を思いやる心」、「相手に不快な思いをさせない」ことです。
 感染予防対策の意識は人それぞれですが、そこに無神経では相手に不快な思いをさせてしまいかねません。
 そこで、今回はコロナ禍だからこそ大事にしてほしい食事のマナーをお伝えい
たします。

■食事の前には手を洗う

 西洋料理では、日本のようにおしぼりが出ないので、必ず食事の前に手を洗うというマナーがあります。今では当たり前ですね。

■大皿盛のお料理の場合は、取り箸やトング等を使い、自分の箸で直接取らない。

 本来、和食のマナーでは直箸(じかばし)はタブーとなっていますが、家族、友人など親しい間では、そのまま自分の箸で取って食べてもOKでした。しかし、
今は感染予防からみても、直箸は控えま
しょう。

■乾杯のグラスはカチンと合わせない

 乾杯のマナーはグラスを目元まで上げてお互いに目を見てニコッとほほ笑む。これも感染予防から最近推奨されていますが、正式なマナーもグラスを合わせないということになっています。

■コートは、お店に入る前や会場に入る前に脱ぐ

 脱いだコートは外側を内側にしてたたみ入店する。これはコートについた埃を持ち込まないという配慮です。そしてクロークなど預ける場所がある場合は預けましょう。特にテーブルの側でコートを脱いだり着たりするのは止めましょう。周りのお食事をしている方への配慮です。

■会話中のタブー

①口の中に物を入れたまま話さない。
②声は周囲の迷惑にならない程度の大きさで
③髪の毛に触らない
④バッグをテーブルの上に置かない。
⑤相手が心地よくなる話題で

①②は飛沫防止、③④は衛生面、⑤はコロナ感染等の興味本位な話題は不快に感じる人もいるので避けたいですね。

 いかがでしたか? ほんの一部のご紹介ですが、以前は、「こんなの堅苦しいよ」と言っていたマナーかもしれません。
 しかし、コロナ禍では理にかなっていますよね。そうなんです。マナーは、相手を不快にさせないということから衛生面の配慮もちゃんと入っているのです。 今回のマナー、どうかご参考にしていただき感染予防に努めて頂ければと思います。この度も、お読みくださりありがとうございました。