季刊[はちのへ中心蔵ウェル]

YOKOGAO拝見! [ well vol.85]

とんかつ専門店 福かつ

今年11月、オープン2周年を迎えた八戸パークホテル直営店のとんかつ専門「福かつ」。今回は女性店長の早瀬由美さんの登場です。

八戸パークホテルに入社し、出産期を挟みキャリアは30年以上。長年、宴会サービスや管理課での業務を経験し、さらに難易度の高い国家資格「レストランサービス技能検定1級」を取得するなど、飲食に関するサービスのスペシャリストとして活躍中だ。

そんな早瀬さんが初の店舗運営に携わった〝福かつ〟。「スタート時は本当に大変でした。特に運営マニュアルがあるわけでもなく、自分らしくやってきた中で、徐々に今の形が出来てきたと思います」と早瀬さん。特に技能検定取得のために取り組んだ幅広い知識や技能が、ここでも大きく役立ったといいます。「料理の美味しさはもちろん、女性やお子様連れでも安心してくつろげる清潔感溢れる空間の提供、そしてホテル直営ということで、接客サービスも徹底しています」。

そんな女性ならではの気配りは今では店の大きな魅力の一つ。「お腹を満たすだけではない、外食の楽しさ、特別感を味わってほしい」と早瀬さん。

さて、地元産の高級豚を使用したとんかつは、早瀬さん曰く「お肉が苦手な方でも食べやすい」というこだわり肉。柔らかい肉質、あっさりした脂でコレステロールが少ないのも特徴だ。「お客様からの“美味しかった” “また来るよ” のひと言が励みになります。お客様との近い距離感が楽しいですね」。

そんな早瀬さんが笑顔で迎えてくれる「福かつ」。サクサクジューシーな味、ぜひ一度召し上がってみて。


炭火酒房 あじまる

夕方になると、カウンターでサラリーマンたちがビール片手に串をほおばる姿が印象的な鷹匠小路の「あじまる」。こちらでオーナーを務めるのが青森県むつ市出身の村田伸さん。

高校卒業後上京し、池袋で10年ほど居酒屋を経営していたという村田さん。店舗拡大のため、都内で場所を探していたがどうにも気に入った場所が見つからず。帰省した際に青森県内でも物件を探していたところ、八戸が気に入り開業を決意したという。「その際、東京の生活が慌ただしく、もっとゆっくり仕事がしたいと思うようになり、思い切って池袋の店を従業員に譲り、八戸に移住することにしました」。

そして2017年、鳥取県出身の奥様とともに現在のお店をオープン。

 「料理のこだわりは、やっぱり炭火で焼いた串焼き」というように、炭は神奈川から取り寄せた備長炭を使用。朝挽きの南部赤鶏を一本一本手串で仕込み、強力火力で焼き上げた焼き鳥は、外はカリっと、中はふっくらとした「あじまる」自慢の味わいに仕上げます。「おかげさまで幅広い年齢層の方に喜んでいただいております。八戸に来てもう少しゆっくりできるかなと思ったのですが、まだまだ八戸を満喫する時間がないのが残念」と村田さん。

香ばしい煙に食欲もそそられる「あじまる」は、1Fカウンター席と2Fにはお座敷の個室があり、これからの忘年会シーズンにもピッタリ。焼鳥の他にも、鍋やお刺身など、幅広い一品料理もオススメなのだそう。こだわりの絶品焼き鳥に自慢の料理、今年の忘新年会にいかがでしょうか?