季刊[はちのへ中心蔵ウェル]

YOKOGAO拝見! [ well vol.84]

BEER PUB HOP BEAT

夏はビール!ということで、今回は充実したビールが自慢の「HOPBEAT」店主、眞島和重さんの登場です。

東京から奥様の出身地である青森市に越して来た眞島さん。レストラン勤務の経験を活かし青森市のビール専門バーに勤務したのがそもそもの始まり。2014年「ビアファクトリー八戸店」立ち上げで活動の場を八戸へ移すも、数年後には社の八戸店撤退が決定。「とはいえ、この地でお世話になった方へのご恩や八戸とのつながりを大切したかった」という眞島さんは、退社を決意。店を買い取り、昨年晴れて自らの店として「HOPBEAT」をオープン。

そんな新生「HOPBEAT」には、ドラフトタワーから注ぐ生ビールや、時期で入れ替わるクラフトビールが常時16種類以上。「クラフトビールはその時期限定のシーズナルなもの、またフルーツビールなど、その時々の流行も踏まえて全国及び海外からセレクトしています。また、ビールサーバーから注いで提供するので量り売りも可能。少量でも美味しく楽しめるので、いろんな味を楽しんでほしいですね」と眞島さん。もちろんビールに合う料理も充実で、海外のお客様も多いそうです。

そんな眞島さんの夢は八戸で「ビアフェス」を開催すること。「全国的に開催されていますが、八戸では一度もない。日本酒やワインイベントに次いで、八戸でもビールを盛り上げたいですね」。70名収容可の広々とした店内は、結婚式二次会にも人気。また14時からのカレーランチも始動。さぁ、暑い夏、思いっきりビールを楽しんで♪


お菓子の家 シャルロット

オレンジ色の外観が目を引く湊高台の「お菓子の家シャルロット」。こちらでオーナーシェフを務めるのが寺田修さん。ご実家は秋田の和菓子店で、子供の頃から自然と菓子作りを身近に感じてきたそうです。高校卒業後、菓子職人として当時人気だった八戸の有名洋菓子店で修行、その後、さらなる修行の場を求め上京。「当時パリの老舗店 “ダロワイヨ” で活躍していた小針由雄シェフの元で修行し、パティスリーシェフとして仕事をさせて頂きました。生のパリを感じながら、洋菓子作りを幅広く学べた場でしたね」と寺田さん。

その後2011年に八戸市に自らのお店をオープン、ご夫婦でお店を営まれています。「八戸に決めた理由は、キレイな水、おいしい空気、豊富な食材が揃った場所だったから。そして、かつて修行を積んだ場所でもある八戸での開業を決意しました」と寺田さん。

そんな「シャルロット」には素材を活かしたスイーツがズラリ。「菓子作りのこだわりは本物の食材、そして鮮度。例えばチョコレートなら産地・豆にこだわり、クリームなら植物油脂が入らない生乳を使う。素材一つ一つが美味しくなければ、美味しい洋菓子は作れない」と寺田さん。さらに商品は全てその日の朝に仕込むという徹底ぶり。「一日置くと当然鮮度は落ちます。焼きたて、作りたてを味わってほしい」。寺田さんの強い思いが窺えます。

市川いちごを使ったタルトや南部町のレクラークなど、地元の旬な食材を使った商品も魅力の一つ。寺田さんのこだわりが詰まったスイーツの数々、ぜひ味わってみて下さい。