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2011/11 vol.53 毎日が楽しくなる情報誌・旬の味覚満載・ランチ&グルメ



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2011.11.10 …
well vol.53発刊しました。忘新年会特集、そのほか全店舗の情報を更新しました。
2011.07.10 …
well vol.52発刊しました!八戸三社大祭特集、そのほか全店舗の情報を更新しました。
2011.05.10 …
 
well vol.51発刊にともない、webwellも更新しました。震災の影響のため、縮小版として発行させていただいております。ご了承下さい。
2011.02.09 …
well vol.50発刊にともない、webwellも更新しました。今回は歓送迎会特集です!
2010.11.10 …
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2010.11.10 …
well vol.49発刊にともない、webwellも更新しました。今回は忘新年会特集です!



南部の昔っ子 久慈瑛子 作

八百平のあねさま

 昔むかし、ある所にじさまとばさまが住んでいだったず。じさまは毎日一つやく(一反歩)しかない畑さ「そば刈りに行ぐ」って出かげるのだず。ばさまは「あったら狭え畑っこ、毎日刈るぶんのそばもないのに...」と思っていたが、毎日そば餅をこしらえで持だせてやったず。

 ある日、じさまは畑がら帰ってくるなり「あぁ、疲れだ疲れだ。そば島(刈ったそばを束ねてまとめたもの)八百刈ったきゃ腹減ってわがね。明日からそば餅多ぐ持だせでけろ」と言ったず。ばさまにすれば、あの小さな畑で、そば島八百も作れる訳ないと思っていたので、どうもおかしいなと思い、次の日、畑に行ぐじさまの後をつけで行ったず。そしたらじさまは何と、若者のように口笛吹いてじゃんじゃんと歩いて行ったず。

 ところが、そば畑に着いたらなんと、そごには若くてきれいなあねさまが、そば刈っていだったず。そのあねさまは赤い手ぬぐいかぶって、絣の着物っこ着て、茜だすき(赤いたすき)をかげ、しゃぐしでそばを刈っていだったず。「やあやあ待だせだな」って、じさまは鎌を持って畑さ入って行ったず。そして二人で「きゃっきゃっ」とそばを刈り始めたず。ばさまはそれを隠れて見ていだず。ところが不思議なごどに、そばは「ガリッ」と刈れば「ザクッ」とまだ生えてくるのだず。

 二人はあっという間に、一つやくの畑さそば島八百こしらえ、「あぁ、腹減った」と二人で仲よく畑に座ってそば餅を食べ始めだず。

 それを見でいだばさまは、惜しくてくやしくて「こらあ、くされじっこ、何やってらあ、その女どごの誰だ?」って鎌振り上げで畑さ入って行ったず。

 そしたら、何とその瞬間、きれいなあねさまも八百のそば島も、さっと消えでなぐなってしまったず。

 後に一つやくの畑さ、じさまがボーッと立っていだったず。

 なんでも、あのきれいなあねさまはこの辺にいる女狐だったず。だまされだじさまは、ばさまに怒られ怒られしょんぼりと家さ帰ったず。

 このごとがあってから、この辺は八百平と呼ばれるようになったず
どっとはれ




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